2022年に山口県で開催された日本農村医学会に行った際に、受付やランチョンセミナーを担当されているサマンサさんのコンシェルジュを見ました。他県では学会担当病院の職員がスーツを着て対応していましたが、山口県の会場は異空間でした。
また、愛知県の海南病院に当院の職員が訪問した際に、ロビーで右往左往している職員に最初に声をかけてくれたのはやはりサマンサのコンシェルジュさんだったんです。そういった他院での実体験が導入の後押しになりました。
玄関業務でコンシェルジュさんと一緒になる機会があったのですが、おそらく患者さんのお顔、介護や介助、車椅子が必要かどうかも全て把握されていて、私たちが動くより早くサマンサさんが車椅子をサッと準備して、介助されていました。どんな時でも患者さんへの声のかけ方や立ち居振舞の姿勢は崩さず、本当に素晴らしいと思います。
9月には第三者機関による接遇マナー講師の抜き打ち検査が実施されました。結果報告で最初に出たのがサマンサさんへのお褒めの言葉です。「病院の玄関のフロア周りがすごく華やかになり、病院としての格が上がった」と。接遇ももちろんですが、立っている時の立ち姿、姿勢が素晴らしいとの声もいただきました。今はまだスタートしたばかりですが、大事なのはその接遇に対する風土が院内で醸成されて、職員の意識が上がっていくことだと思っています。
岐阜県厚生農業協同組合連合会 中濃厚生病院
事務局長 天野 裕久様
看護部長 大野 貴子様